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DNA鑑定進歩 5年以上前の未解決事件の切り札に
4月30日15時55分配信 産経新聞
事件発生後5年以上たった未解決の殺人事件が最新のDNA鑑定で突然解決する事例が相次いでいる。警察庁の「DNA型データベース」の運用が軌道に乗り、登録資料数が着実に増えているためだ。DNA資料の鑑定手法は年々進歩を遂げ、古い資料でも保存状態が良ければ、わずか数センチの髪1本でDNA鑑定をやり直すことができる。データベースに登録した途端に別件の容疑者とヒットすることもあり、広範囲に犯罪解決の切り札になっている。
「DNA型が一致した」。今年2月、1本の電話が大阪府警にかかった。大阪・梅田の複合ビル「D・D HOUSE」の会社員殺人事件で出頭した男のDNA型が、8年前の中国人女子留学生殺人事件の現場付近に残されたDNA型と一致し、再逮捕された。
警察庁のDNA型データベースには全国のDNA型資料が集まる。現場の血液や皮膚片などから採取したDNA型は平成16年12月から、容疑者のDNA型は17年9月から登録開始。今年2月末までに容疑者約2万人、現場資料約1万600件が登録され、計約2600事件の解決につながった。
大阪府警では、少なくともDNA鑑定が捜査に活用され始めた元年ごろ以降の重要犯罪の資料はすべて保管。当時は資料の量が足りずに鑑定不能だった事件でも、現在は髪の毛数センチなどわずかな資料で鑑定ができる。また、当初は数カ所の型が一致するかどうかを鑑定していたが、現在では10カ所以上を調べることができるなど、精度が飛躍的に向上している。
昨年10月には、13年前に大阪市北区のホテルで起きた女性殺害事件の現場に残されたDNA型が、大阪府茨木市に捨てられていた女性用下着に付着した皮膚片のDNA型と一致し、犯人が逮捕された。
警察庁によると、鹿児島県内で12年に発生した殺人事件のDNA型を再鑑定して18年に登録したところ、福岡県で16年に強姦致傷容疑で逮捕されていた男と一致。香川県では18年の強制わいせつ事件の容疑者が13年に複数の強姦事件を起こしていたことが判明するなど、データベースが事件解決を導いている。
警察庁刑事局は「登録数は年々増加している。より多くの事件捜査に活用したい」としている。
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引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080430-00000939-san-soci
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