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著作権保護の新しい動きクリエイティブ・コモンズって何?
3月1日12時0分配信 R25
「CC」と聞いて、同報メール以外の意味をすぐ連想する人は、相当なネット通かもしれない。
クリエイティブ・コモンズ。ちょっと小難しい話ながら、ネットを使う社会人なら頭に入れておきたいこの言葉。実はこれ、ネット上で広まっている著作権保護に関する運動なのだ。
クリエイティブ・コモンズは2002年ごろ、過剰な著作権保護によってクリエイターの活動が制限されてしまうことが問題視されて始まった。権利に厳しいアメリカでは、自主制作映画ひとつ撮るにしても、著作権の発生するものが背後に映り込んでいないかなど気を配らねばならず、クリエイターたちは「うかつな作品を作ると、思わぬところから訴えられかねない」と戦々恐々としていたそうだ。
ネット上には写真や音楽を公開する人がたくさんいるが、基本的にそれらは著作権で守られた作品。これでは、軽い気持ちでYouTubeに動画をアップするのもはばかられる。そこで、いくつかの条件付きで著作物を開放しようというのが、クリエイティブ・コモンズの趣旨だ。
具体的には、CCライセンス(著作者が作品を公開する際のフォーマット)を提供している。たとえば他人が作品を利用する際、著者名の表示を必要とするか否か、改変を認めるか否かといった制約を設定している。
昨夏には日本法人も設立され、取り組みはいっそう本格化しつつあるようだ。最近では、坂本龍一が平和祈念の意を込めて、手掛けた楽曲をCCライセンスの下に公開。商用利用の禁止や利用産物の共有化など、あらかじめ設定されたルールを順守すれば、坂本龍一の作品が堂々と使えるというわけだ。
こうした動きを「面白いですねぇ」と興味深げに見守るのは、ネット上の著作権問題に詳しい弁護士の河原崎弘さん。
「年々、ネット上の著作権に関する相談事は増えています。本来、他者の著作物を引用するには、引用の必然性や出所の明示など、いくつかの要件を満たさねばなりませんが、現在のネットはまだまだ無法地帯。クリエイティブ・コモンズのように最初から条件付きで著作物を開放するのは、ひとつのやり方として有意義だと思いますね」
河原崎さんによれば、ネット上の写真や文書を会議資料として配付するだけでも、「ケースによっては著作権侵害に当たる可能性もある」というから、実は著作権は我々にとってもかなり身近な問題なのだ。
「日本では、『All Rights Reserved』や(c)マークの表記の有無に関係なく著作権が発生します。最近は、ネット上で拾った写真を勝手にブログに掲載したところ、権利者から警告文が送られ、慌てて相談に来るユーザーも増えていますね」(同)
手軽に公開できるネットの世界。著作権問題を考える上で、クリエイティブ・コモンズはぜひ知っておきたい重要なキーワードとなりそうだ。
(R25編集部)
著作権保護の新しい動きクリエイティブ・コモンズって何?の詳細情報
※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080228-00000019-rec_r-sci
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