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イージス艦事故 直前 空白の1分間 緑の灯火確認後、どう判断
2月20日16時47分配信 産経新聞
イージス護衛艦「あたご」が、漁船「清徳丸」との衝突を避ける行動を取ったのは、間近に迫る緑の灯火を確認してから1分後だった。見張り要員が灯火を視認した後、どのような判断が行われたのか。両者の航跡に加え、衝突直前の「空白の1分間」の解明が原因究明の焦点となりそうだ。
「ほとんどまっすぐ進んできたと思う」。清徳丸と一緒に漁場に向かっていた「金平丸」の船長、市原義次さんは19日夜の会見で、事故直前のあたごの進路をこう説明した。
仲間とともに出港した市原さんは午前4時すぎ、前方にイージス艦とみられる船を確認。「船の速度とコースが重なった」ため衝突の危険を察知。回避しようとかじを切ったが、あたごは「レーダーに映ってくる感覚では、減速はしていなかった」という。
防衛省側も、全力で後進をかけて減速を図ったのは清徳丸との衝突の1分前だったと説明。それまでは航行に変化がなかったことは認めており、市原さんの証言を裏付ける形だ。
また19日の記者会見で、防衛省は衝突の2分前、「緑の灯火」を右前方に視認したと説明している。右舷を示す緑の灯火が見えたのが事実なら、漁船はイージス艦と平行か、離れるように進んでいると考えられるが、海難事故に詳しい田川俊一弁護士は「漁船側がそこから急に進路を変えることはあり得ない」と首をかしげる。
一方で、事故1分前に見張り要員が緑の灯火を漁船と視認してから回避操作を始めるまでの過程は防衛省は明らかにしていないうえ、「灯火の船がスピードを上げた」などと主張。石破茂防衛相も「前方約100メートル先で大きく右側にかじを切った」とするなど、清徳丸の不自然な航行を印象付ける説明が目立っている。
市原さんは自分の船の速度を14〜15ノット(時速約26〜28キロ)とした上で、「相手が10ノット(同約18・5キロ)だったら普通に回避できている。それ以上の速度が出ていたとしか考えられない。衝突間際に後進をかけたと言ったが、それも信じられない」と不信感をあらわにしている。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000123-san-soci
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