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冷酷非道…暴行はすべて前親方の指示
2月8日7時6分配信 スポーツニッポン
大相撲の序ノ口・時太山=ときたいざん=(当時17、本名・斉藤俊=たかし=さん)が稽古後に死亡した問題で、愛知県警捜査1課と犬山署は事件から226日目の7日、傷害致死の疑いで前時津風親方(元小結・双津竜)の山本順一容疑者(57)と兄弟子の伊塚雄一郎(25=東序二段筆頭・怒濤)、藤居正憲(22=西序二段86枚目・時王丸)、木村正和(24=西幕下58枚目・明義豊)の3容疑者を逮捕した。供述では、山本容疑者がリンチまがいの指示を出していたことも判明。盛り上がりを見せた角界に水を差す形となった。
山本容疑者ら4人を逮捕した愛知県警が行った夜の記者会見で、驚がくの事実が次々と明らかにされた。会見した舘喜代孝・県警捜査1課長は、2日間にわたり続いた山本容疑者や兄弟子らによる暴行について「すべて前親方の指示」と話した。
調べでは、山本容疑者は昨年6月25日、部屋から逃げ出した罰で、斉藤さんの体をビール瓶で殴った。当たった瞬間、体をのけぞらせる斉藤さんに、兄弟子が「大げさだ」と一喝。さらにビール瓶で斉藤さんの顔面を殴打し、額からは血が流れた。駆け寄ってティッシュでふく兄弟子らに、山本容疑者は「おまえらもやってやれ」「みんなもやっていい」と静かに言い放ったという。兄弟子3人の暴行はエスカレートし、宿舎の外に出された斉藤さんは金属バットでも殴られ、約30分間悲鳴を上げた。なおも山本容疑者は「てっぽう柱に縛り付けておけ」「目の下のアザがない。できるまでやれ」などと暴行の指示を出していたという。
翌26日の午前10時に稽古が終了。見学客や関取衆が引き揚げると、山本容疑者の指示で生々しい傷あとが残る斉藤さんへのぶつかり稽古が始まった。胸を出したのは部屋で最も体が大きい兄弟子。取り囲むほかの兄弟子4人も倒れた斉藤さんを蹴り、バットで殴り、立たせてはまた転ばせた。「ぎゃー」「あー」「うー」と斉藤さんのうめき声が続いた。この間、前親方は棒を手に椅子に座り眺めていたという。
ぶつかり稽古が30分以上続いた後、山本容疑者は「あとはわしが面倒をみる」と兄弟子を風呂に向かわせた。しばらくして、兄弟子数人が駆け付けると、斉藤さんは意識不明に。「水をかけろ」。山本容疑者は一見、落ち着いた口調で指示したが、その足はがくがく震えていたという。
山本容疑者はビール瓶で殴ったことは認めているが、制裁の指示などは否認。しかし、逮捕した兄弟子3人のうち伊塚、藤居の両容疑者は容疑を認め、木村容疑者は殴るなどの行為は認めているが「制裁ではなくしつけと教育のつもりだった」と話しているという。暴行に加わった兄弟子7人のうち、逮捕しなかった4人は書類送検する方針だ。
2週間前に終わった初場所では朝青龍がみそぎの場所で奮闘し、白鵬と千秋楽決戦で熱戦を繰り広げた。相撲人気が盛り上がった中での逮捕劇。国技がその根幹を揺るがす危機に直面している。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080208-00000035-spn-spo
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