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U-22代表の集大成のとき
11月21日16時3分配信 ツカサネット新聞
北京オリンピックのサッカー日本代表男子の予選も今日のサウジアラビア戦を残すのみとなった。泣いても笑ってもこの一戦で全てが決まる。日本代表としては先週のベトナム戦を4-0と快勝した勢いに乗ってサウジアラビアも撃破して予選を突破したいところである。
この試合に向けて出場停止明けの”デカモリシ”ことセレッソ大阪の森島康人を追加招集した。これでFWは李、岡崎、カレン、平山、興梠、森島の6人となった。このFWの人数からも引き分けではなく勝ちを狙いにいくという反町監督の姿勢が窺える。
ここまで日本は勝ち点10でグループCの首位、一方サウジアラビアは勝ち点8の同2位で、前の試合までに、同じグループCに属するカタールとベトナムは既に予選敗退が決定している。現在日本はグループリーグで首位に立っており、残り1試合で2位との勝ち点差が2もあるので、次の試合は勝ちか引き分けで無条件に北京オリンピックの出場権を手に入れられる。
ただ、確かに成績上ではサウジアラビアよりもアドバンテージがあり、北京オリンピックに一番近い位置にいる日本だが、果たしてこのままオリンピックの出場権をすんなりと獲得することができるだろうか。
個人的には、その答えはノーといいたい。
今回FWを6人も招集したことからも分かるように、攻撃陣を厚くしてあくまでも引き分け狙いではなく勝ちを狙いにいこうとしている姿勢は十分に分かるのだが、逆に攻撃的な布陣を敷いたらサウジアラビアに絶対に負けない自身がありますか、と問いたいところである。
前回のサウジアラビアでの試合は相手のミスにも助けられ、0-0のスコアレスドローで終わったが、試合中は何度も冷や冷やさせられる場面があった。7月に行われたアジアカップではA代表が相手の個人技に敗れたという苦い経験がある。今回はU-22代表とカテゴリーが違うとはいえ、決して油断はできない。選手一人ひとりの身体能力はサウジアラビアのほうが上だと思うし、ましてやサウジアラビアは勝たねば北京オリンピックに出場できないという状況に追い込まれているだけに、いつも以上にアグレッシブに試合に臨んでくることが予想される。それだけに日本代表としては、攻撃以上に守備に気をつけてもらいたいものである。どの試合も楽な試合というものは存在しないだろうが、次の戦いはいつも以上に厳しいと覚悟しておいたほうがいいだろう。
今日の試合は国立競技場で行われるためスタンド一帯がブルーに染まり、日本代表にとってこれほど戦いやすい環境は無い。ピッチ上の11人だけでなく、ベンチ、スタンドのほぼ全員で戦えることは非常に心強い。ただ、前の試合で優位に立っているが故にホームで絶対に負けられないというプレッシャーが過剰にかかってしまい、動きが堅くなってしまうリスクもあるので、繰り返しになるが、油断は本当に禁物である。また、ホームだから監督、コーチ、プレーヤーとしても大多数の日本サポーターの前で勝利をプレゼントしたいと思うだろうが、あまり勝ちに固執しないほうがいいだろう。オリンピック予選はあくまでもオリンピックの出場権を獲得することが最大の目標なのだから、状況いかんで戦術を柔軟に変更できるように戦ってもらいたい。失敗したら二度と取り返しがつかないのだから、ここは確実に勝ち点を取れるような試合になることを期待したい。そして、試合終了後に日本国民に笑顔がこぼれてくるような結果に終わることを期待したい。
とにもかくにもいよいよ今日、U-22日本代表の集大成を見せるときが来た。
(記者:planet)
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